どうもしらす博士です。
私は、水産会社のしらす部門の役員をしています。皆さんにお役に立てる情報を提供できれば幸いです。
お客様からこんな質問を頂きました。
「美味しいしらすの見分け方を教えてください」
この質問について解説していきます。
美味しいしらすってあるの？
まず、前提としてしらすの味に大きな違いがあるの？という方も少なくないと思います。
結論から言います。味が全く違います。
どうして味に違いが出るのかというと、さまざまな理由（産地や加工時の塩など）
がありますが、一番大事な要素は鮮度です。
しらすは鰯（イワシ）の稚魚なので言葉通り生の状態では死後、どんどん傷んでしまう
上に、その過程で旨みの成分をどんどん失っていきます。更に鮮度が落ちると苦味の
成分等も分泌されるため、美味しくないしらすが出来上がります。
鮮度が維持できない主な原因として、
・漁獲時にしっかりと氷冷されていない。
・長い時間、漁獲網で捕獲している。
・漁獲後、釜揚げされるまでに時間がかかりすぎている。
等が考えられます。
美味しくないしらすの見分け方
上記で、鮮度が大事とお伝えしましたが、次はその見分け方を解説します。
しらすは一般的に鮮度が落ちると身が崩れます。
たまにスーパーなどで安いボロボロのしらすを見かけませんか？
しらすの魚体にボロつきがあるものは絶対に美味しくありません。
安売りで売られてたりしていますが、いくら安くても買わないでください。
この写真のようなしらすは、鮮度がかなり落ちた状態で加工しており、
旨みの成分も大幅に低下しています。
食感もボソボソ、パサパサしています。
美味しいしらすの見分け方
さあ、今日の本題です。
美味しいしらすの見分け方。それは、鮮度の良いしらすを選ぶこと！
見た目は、釜揚げしらすの場合ツルツルしていたり、みずみずしいフレッシュ感がある
身がしっかりしたしらすを選んでください。
しらす干しの場合は、身がくの字に曲がっているものや、折れっ気のないものを選ぶと良いです。
全体的に、しらすが小筋で揃っているものを選ぶと、なお美味しく感じると思います。
これに関しては、また近いうちに記事を書こうと思います。
とりあえず、ボロボロのしらすを選ばなければある程度は美味しく食べることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
しらすを選ぶときは、鮮度の良いものを選ぶ！
フレッシュ感のある、折れっ気のないしらすを選ぶと間違いありません。
折れてる身がボロついているしらすは絶対に買わないようにしてください。
メーカーによって味も大きく違ってきますので、良質なものを扱っている
メーカーさんをつけてみるのも良いかも知れません。
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ここのしらすはダントツで美味しいです。
自信を持ってお勧めします！！それではまた。
